そもそも『24時間テレビ』とは、ラスベガスで毎年開催されていた老舗チャリティーテレソン『レイバー・デイ・テレソン』を見た同局プロデューサーが、「日本でもできる」とスタートさせた番組。
開始数年は萩本欽一が総合司会を務め、日本版『レイバー・デイ・テレソン』として反響を呼び、初回は平均視聴率15.6%を記録。しかし、その後下降線をたどり第14回で6.6%まで落ち込んだため、翌年に大幅リニューアル。このとき、なぜかタレントが長時間走らされる「チャリティーマラソン」がスタートした。
加えて、第26回からはメインパーソナリティーという立ち位置が誕生し、毎年ジャニタレが務めることがお決まりに。
現在の『24時間テレビ』の形は、過去の視聴率惨敗や、途中からジャニーズ事務所が制作に関わったことなどが関係しているといえそうだ。
また、番組のイメージといえば、何より2013年7月発売の「FLASH」(光文社)が出演者のギャラの暴露記事を掲載した影響は大きいだろう。
記事では、“事情を知るプロデューサー”の証言として、「嵐5,000万円、チャリティーパーソナリティーの上戸彩500万円、チャリティーマラソンランナーの大島美幸(森三中)1,000万円、総合司会の羽鳥慎一500万円……」などと金額を掲載。