CM出稿が戻りつつあるテレビ業界、営業現場に明るい兆しが見える一方で撮影現場は…

編集部
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 撮影できないことから遅れていたドラマ放送が次々始まっている。今クールは、石原さとみ、西野七瀬出演の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)や織田裕二、鈴木保奈美、中島裕翔出演の『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)、堺雅人主演の『半沢直樹』(TBS系)、綾野剛、星野源出演の『MIU404』(TBS系)、King&Princeの平野紫耀とSexy Zoneの中島健人ダブル主演の『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)など注目ドラマが目白押しで、コロナ禍で「ステイホーム」の意識が高まったことも手伝ってか視聴率も上昇。それに伴いキー局、準キー局のCM出稿が戻りつつあるという。

「暑さの影響から飲料メーカーとスキンケア、化粧品メーカーがPR広告を派手に打っていることも後押しとなっています。一番大きいのは、自動車メーカーの出稿が増えていることですね。社会が動き始めたことで、ゆるやかながらも徐々に宣伝広告の営業業績が上がってきています」(テレビ局関係者)

 ただ、同じテレビ局員でも営業現場に明るい兆しが見える一方、撮影現場はさらなる負担がかかっているという。

「こういった事態になり、撮影場所が限られるため制作スタッフのロケハンに割く時間が増えましたし、撮影時には何かを触るたびに消毒することを求められ、ADの仕事も激増しています。また、エキストラの数が減り、情景や場面描写が削られたことで演者同士のセリフは多くなり、俳優・女優の労力は格段に増えています。

各テレビ局は感染防止マニュアルを策定していて、ドラマの撮影現場によっては、演者やその付き添いのマネージャー、衣装さん、メイクさん、制作スタッフら関わる全員が予防レクチャーを受けることが義務づけられているところもあり、スタッフは対応に追われています」(同)

 テレビ業界の苦労はまだまだ続きそうだ。いつになったら平穏な日々が訪れるのだろうか。

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