NGT48、ドキュメンタリー特番決定もファンはモヤモヤ… 「暴行事件」はなかったことに?

編集部

 新潟を拠点に活動するアイドルグループ・NGT48が、久々の活動再開に向けてドキュメンタリー番組を放送することが決定した。

 NGT48は7月22日、新曲「シャーベットピンク」を発売予定。およそ1年9ヶ月ぶりのシングル・リリースを盛り上げるため、同日に『NGT48リリース記念ドキュメンタリー特番~また、あなたと一緒に歩きたい~』なる番組がABEMA SPECIAL2で生放送されることが発表された。

 番組概要には、「この1年9ヶ月、メンバーは何を感じ、何を想ったのか。これまで歩んできた軌跡を過去映像大公開で振り返りつつ、ここだけの独占インタビュー映像も初公開。新曲をメンバー30名全員で生合唱等、彼女達の新たな一歩を新潟”NGT48劇場”から生放送でお届けする1時間」と説明されている。

 この特番決定に「楽しみ」「泣かせるやつ」といった声も上がるが、ファンの中にはモヤモヤしているものも少なくない。新曲の発売イベントという位置づけではあるものの、“ドキュメンタリー”と謳われており、しかしその割には、昨年1月に報じられた山口真帆への暴行事件とその後の騒動についてどこまで言及されるのか読めない番組概要となっているからだ。

 昨年1月、当時在籍していたメンバーの山口真帆が前年12月にファンから暴行を受けていたことを訴えたものの、メンバーの関与を告発した山口と運営側との主張は食い違い、被害者の山口が卒業することに。記者会見を開いたのは一度だけ、第三者委員会を入れての調査でも、山口の証言との食い違いが説明されず、疑問が残ったままの状態になっており、運営側の対応には今なお厳しい声が飛んでいる。

 そのため、「彼女達の新たな一歩」にフォーカスしたこのドキュメンタリー番組決定の報にも、「事件の真相についてのドキュメンタリーならば見たいです」「事件について沈黙している方に焦点を当ててほしい」など、ドキュメンタリーならば事件から目をそらさず、向き合ったものにしてほしいという声が多数。ほかにも、「なぜ(事件を)なかったことにするんだ?」と非難する声や、「ドキュメンタリーにしてお涙展開にして再生図ろうとしてる?」と“美談”になってしまうのでは?と危惧する声も出ている。

 今回のドキュメンタリー番組決定に寄せて、中井りかは「今回のシングルの中で、私の好きな『あの頃は言えなかったけど君が1番好きだ』という歌詞があるのですが、この歌詞のように、あの頃言えなかった“ありがとう”と、待たせて“ごめんね”を沢山伝えたいです」と、見ようによっては意味深にも取れるコメントをしているが、はたして『NGT48リリース記念ドキュメンタリー特番』はファンが納得するような内容になるだろうか。

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