2018年1月に音楽業界からの引退を表明していた小室哲哉が、今月24日に配信限定シングルとしてリリースされる乃木坂46の新曲『Route 246』の作編曲で「復帰」を果たすことが分かった。音楽ファンからは稀代のヒットメーカーの復活を喜ぶ声が上がっているが、その一方で「引退宣言は何だったのか」「KEIKOにちゃんと生活費払ってるの?」といった批判もあり、賛否両論状態での再スタートとなっている。
引退表明以降は第一線から退いていた小室だが、同学年のプロデューサー・秋元康や関係者からオファーを受け、2年3カ月ぶりの楽曲提供が実現。小室は「大いなる友情と才能を持った秋元康さん、同じく近しい知人に1年間背中を押され、今回悩みに悩んで作曲・編曲を手掛けさせていただきました」とコメントしている。
また、秋元は「この人は本当に音楽がないと生きていけないのです。音楽にのめり込むとまわりが見えなくなってしまう不器用な人です」と小室の人柄に触れつつ、「そのせいで多くの方に迷惑もかけたのでしょう。でも、小室哲哉はそれを音楽でしか返すことができないのです」とフォローした。
同曲でセンターを務める齋藤飛鳥は、かねてから小室のファンで「楽曲も『小室さん感』が溢れていて、個人的に本当に嬉しかったです」と喜びのコメント。ファンとしても「小室哲哉×乃木坂46」でどんな化学反応が起きるのか楽しみで、SNSでは「乃木坂と合いそう」「神曲の予感」などと期待の声が続出している。
だが一方、引退の理由となった看護師との「不倫疑惑」や妻・KEIKOとの「離婚問題」のモヤモヤは現在も残ったままだ。
2018年1月、小室は「週刊文春」(文藝春秋)に看護師との不倫を報じられ、その疑惑を否定したにもかかわらず、なぜか「ケジメ」として音楽業界からの引退を表明するという不可解な記者会見を開いた。
くも膜下出血で倒れた妻・KEIKOの介護で「疲れ果ててしまった」という事情を明かし、それでも「離婚するつもりはない」と断言したことで当時は同情的な意見も寄せられた。