生田斗真の出演もある? 『グラスホッパー』続編がブラピ主演でハリウッド映画化へ

編集部

 ベストセラー作家・伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』(角川書店)がハリウッドで実写映画化されると「Variety」、「The Hollywood Reporter」など複数のメディアが報じている。

 報道によると、『マリアビートル』の映画は、新幹線、弾丸列車を意味する『Bullet Train』のタイトルで米ソニー・ピクチャーズが製作。ブラッド・ピットが主演、『デッドプール2』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などのデヴィッド・リーチが監督を務めるという。この企画は元々、『トレーニング デイ』の監督で知られるアントワーン・フークアが進めていたものだそうで、フークアは製作に回るとのこと。

 2010年に出版された『マリアビートル』は、伊坂初の“殺し屋小説”となった『グラスホッパー』(同)の続編的な小説。「物騒な殺し屋たちを乗せた東北新幹線。東京発盛岡着、2時間30分の物語がはじまる!」と宣伝されているとおり、新幹線を舞台にしたノンストップ・エンターテインメント作品だ。この映画化について「The Hollywood Reporter」では、キアヌ・リーヴス主演の名作『スピード』などのようなアクションスリラー映画になるとしている。

 ここで注目されるのが、このハリウッド版に日本人俳優が出演するのかという点だ。そもそも舞台が日本のままであるかも現時点では不明。ブラピが演じる役は「レディバグ」と報じられているが、これは日本語でてんとう虫の意味であり、「天道虫」の異名を持つ七尾というキャラクターに相当すると見られる。このため、設定を含めて“ハリウッドナイズ”されている可能性がある。とはいえ、アジア系の主人公を白人が演じるという「ホワイトウォッシュ」が大きく批判された、漫画『攻殻機動隊』(講談社)原作のハリウッド実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』でも、ビートたけしや桃井かおりら日本人俳優が出演しており、可能性がないわけではない。

 日本人俳優が出演するのであれば、その1人に生田斗真が選ばれる可能性もある。というのも、原作の『マリアビートル』には『グラスホッパー』の主人公・鈴木も登場。生田は2015年公開の映画版『グラスホッパー』で鈴木を演じているからだ。『マリアビートル』での鈴木の出番は少ないため、カメオ出演のような形で実現することもあり得るだろう。日本発の人気ゲーム『ポケットモンスター』を原作にハリウッドで実写化した『名探偵ピカチュウ』では、竹内涼真がカメオ出演したことも話題になった。

 このハリウッド映画化には、海外での伊坂のエージェントを務める株式会社CTBの三枝亮介氏と寺田悠馬氏がエグゼクティブ・プロデューサーとして関わっていると報じられており、原作を尊重した映画化が期待されるが、はたして日本人俳優の出番はあるだろうか。

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