今ならピコ太郎超えも! 日本の音楽シーンを彩った懐かしの“企画モノ”歌手たち!!

編集部
ピコ太郎

  シンガーソングライターのピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」が大ブームを巻き起こしている。

  ピコ太郎は、千葉県出身でお笑いタレントの古坂大魔王のプロデュースという以外正体は不明。
  一部では、その正体は古坂大魔王とされている。

  8月25日にYouTubeにオフィシャル動画が投稿されると、カナダ出身の世界的ポップミュージシャン、ジャスティン・ビーバーの目に留まり、ビーバーがSNS上で「お気に入り」として紹介すると、瞬く間に世界中に拡散。
  最新のYouTube世界再生回数ランキング(9月30日~10月6日集計)ではアリアナ・グランデら世界のトップアーティストらを抑えて1位になる快挙を達成した。

  今月14にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」のVTRコーナーに初登場するなど、今やおおみそかの「NHK紅白歌合戦出場」も有力視されている。

  大手レコード会社のマーケティング担当者は、「細い口ひげに色付きメガネ、パイソン柄のセットアップというパンチの効いたルックスとは対照的なゆるーい曲のリズムとステップがSNS世代に大ウケした」と分析する。

  これまでの日本の音楽史を振り返ってみると、ピコ太郎にひけをとらない“企画モノ”の歌手たちがいた。
 
  俳優の時任三郎が「牛若丸」風のコスプレ歌手・牛若丸三郎太に扮して発売したのが『勇気のしるし』。 
  栄養ドリンク「リゲイン」のCMソングとして1989年11月に発売されると、オリコンシングルランキングでトップ10入りし、累計60万枚以上を売り上げるヒットとなった。

「牛若丸三郎太は、時任の演技力があってこそ成り立ったキャラクター。『歌のトップテン』(日本テレビ)ではトップ10入りしたが『鞍馬山で修行中』との理由で出演を辞退。周囲から『1度は生歌を聴きたい』という声に押され、『夜のヒットスタジオSUPER』(フジテレビ)に1度だけ出演し、生歌を披露しました。その後、突如消え去っていくなどキャラ作りが徹底していた。今なら、とんでもないブームになっていたでしょう」(音楽誌編集者)  

  今やすっかり司会者として活躍するお笑い芸人の今田耕司だが、1995年に音楽プロデューサー・テイトウワのプロデュースで「KOJI1200(コージ・トウェルブ・ハンドレッド)」の名義で『ナウ ロマンティック』をリリース。
  サイケデリックなメイクでテクノ風の曲を歌い上げ、10万枚を突破した。

  また、パンチパーマにヤクザ風スーツというファッションで歌った2008年発売の『六本木~GIROPPON~』が話題になったのが鼠先輩だ。

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