異例の形でオンエアされる『24時間テレビ』、強行開催に踏み切ったワケは?

編集部

 日本テレビが毎年真夏の恒例チャリティー番組『24時間テレビ』の制作発表を行った。同番組は8月22~23日にかけて放送され、今年度は感染症対策のため東京・両国国技館で無観客で開催し、恒例の公道チャリティーマラソンは実施しない。メインパーソナリティーをアイドルグループ「V6」の井ノ原快彦(44)、「Kis-My-Ft2」の北山宏光(34)、「NEWS」の増田貴久(34)、「ジャニーズWEST」の重岡大毅(27)、「King & Prince」の岸優太(24)のジャニーズ事務所所属の5名が務める。

 感染症の影響でライバル番組のフジテレビ『27時間テレビ』などの大規模番組が続々中止となるなか、なぜ強行開催に踏み切ったのだろうか。

「24時間テレビはスポンサーにとってはフィランソロピーやCSR活動をPRできる絶好の機会です。そのためスポンサー枠は奪い合いで、広告代理店が長年の付き合いがある企業を優先しながら差配しています。さらに昨年は16.5%と高視聴率を記録。コロナの影響で営業業績が下落しているので、スポンサーが集まりやすく優良コンテンツの『24時間テレビ』を日テレが放送したがるのも当然ですよ。また、スペシャルチャリティードラマは売り出し中の旬タレントが出演する貴重な場で、芸能界からも放送を熱望されていました。ドラマの準備も急ピッチで始まっていますよ」(テレビ局関係者)

 今年は自粛、ステイホームが叫ばれていて、『24時間テレビ』は昨年を超える視聴率が予想されている。

「福祉業界、医療業界から放送の要望もたくさんあったようです。特に今年はコロナウイルスの影響で、より支援が必要となっています。ネット上で批判の的になりやすい番組ですが、なんだかんだ言っても社会の役に立っている番組ということは紛れもない事実です。日本テレビサイドとしてはコロナウイルス第2波、第3波に向けて医療用、福祉用資機材の調達などに貢献できるという大義名分も成り立つので、開催にかじを切りました。そういった事情もあり、今年もジャニーズタレントの多くは大半のギャラを寄付する方向ですすんでいますよ」(前出の関係者)

 異例の形でオンエアされる今年の『24時間テレビ』。どういった番組構成、制作になるのか注目があつまりそうだ。

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