『やまとなでしこ』復活記念、松嶋菜々子の90年代名作主演ドラマ3選
編集部
松嶋の記念すべきドラマ初主演作は、NHK朝の連続テレビ小説。ヒロインの南田のぞみは、バブル崩壊により会社をリストラされ、弟の窃盗事件を担当した弁護士の仕事ぶりに感銘を受け、一念発起し司法試験に挑戦し合格。一人前の弁護士としてたくましく成長していく姿が描かれた。●「GTO」(1998年・関西テレビ制作・フジテレビ系)
藤沢とおる原作の人気漫画のドラマ化。翌年には続編としてスペシャルドラマ、さらにその続編となる映画も製作されるなど人気シリーズとなった。松嶋は主人公の元不良の教師・鬼塚英吉(反町隆史)の同僚で、教育への情熱を欠く英語教師・冬月あずさを演じた。最初は鬼塚を疎ましく思うも、その熱意に惹かれていく。物語の設定そのままに、ふたりは1999年に交際を始め、2001年に結婚した。●「魔女の条件」(1999年・TBS系)
松嶋演じる26歳の高校の数学教師・広瀬未知と、心に闇を抱える17歳の生徒・黒澤光(滝沢秀明)が惹かれ合う禁断の愛が描かれた。未知は婚約を破棄して光と交際を始めるが、その関係は決して許されるものではなく、周囲からさまざまな嫌がらせを受ける。光と駆け落ちした未知が誘拐容疑で逮捕されるなど、ふたりの前にはこれでもかと苦難が待ちうける。その分、愛を貫いたラストは大きな感動を呼んだ。
(文=相川ナロウ)