6月18日に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、A.B.C-Zの河合郁人のストイックさを、霜降り明星のせいやが「若手芸人と同じ熱量」と絶賛した。
河合は事務所イチの「ジャニーズオタク」として知られ、ジャニーズのものまねを得意とする。そのポジションはアイドルというより芸人に近く、以前番組で松本人志から「一応確認なんですけど、本当にジャニーズなの?」とイジられている。
河合のネタでとりわけ評価が高いのが、ダンスをはじめとする動きマネ。もともとジャニーズJr.として先輩たちのバックダンサーを務めてきたため、彼ならではの観察眼が生かされた細かすぎるネタが「似ている」と評判だ。5月に放送された『ものまねグランプリ 次世代ものまね芸人No.1決定戦&歌ものまねNo.1決定戦スペシャル』(同)では、初登場にして準優勝という快挙を成し遂げた。
そんな河合がジャニーズ内でもっともリスペクトしているのが、元SMAPの木村拓哉。番組でも「かっこよくアイスを食べる木村」の仕草マネが話題に。河合は「木村さんに怒られてはおらず、認めたとも言われてないんですけど、ライブのMCに呼んでいただき、ギターをプレゼントしてくれた」というエピソードを披露。「(ギターを)練習してちょっとうまくなったら、ムービーで撮って木村さんに送っている」と交流が続いている様子を語った。
面白エピソードトークの宝庫ともいえる河合に対し、今回番組で代理MCを務めた陣内智則が、「芸人じゃないのにここまでの気持ちで(バラエティ番組に)来てるって……」と驚くと、せいやも「正直やめて欲しいですね。こんな喋られたら。若手芸人と同じ熱量ですよ」と続けた。もはや「心は芸人」の河合を同業者として意識しているようでもあった。
これからの河合のライバルはジャニーズではなく、霜降り明星をはじめとした“お笑い第7世代”なのかもしれない。
(文=相川ナロウ)