『24時間テレビ』の強行放送を歓迎する人々「大きな社会貢献を果たしている」

編集部

 夏の風物詩となっている『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)が開催される方向であることが先日明らかになったが、業界関係者によると、例年通り8月下旬の放送を目指していて、恒例のスペシャルドラマの台本やキャスティングが急ピッチで進められているという。

「このような社会情勢だからこそ放送してもらいたい、という福祉業界からの要望も強かったようです。常に賛否両論ある『24時間テレビ』ですが、国民からこれだけ大規模に募金を募り、毎年約10億円規模を集める活動は日本中どこを見渡してもありません。2011年の東日本大震災の際には、被災者を励まし支援し、話題を呼びました。

同番組は行政が手の届きにくい難病支援や環境保護支援にも手厚く援助していますし、福祉車両と福祉サポート車両は累計で1万台以上を贈呈していて、福祉現場では非常にありがたがられています。また、障がい者の方々の活動の発表の場や目標になっている側面もあります。社会貢献という点で大きな功績を上げていて、福祉現場には一定の評価はされているんですよ」(系列局関係者)

 集まった募金はすべて、公益社団法人を通じて社会貢献事業に使われていて、適正に執行されているという。一方で、企業からのスポンサー料で番組制作がされており、そこから出演者のギャラが支払われている。決して寄付金から出演料が払われていることはないのだが……。

「『24時間テレビ』は、ネットで批判の的にされることが多々有り、スタッフは頭を抱えているようです。出演者もギャラを受け取りづらい風潮に年々なっていて、嵐や関ジャニ∞、亀梨和也といったジャニーズ事務所の売れっ子のタレントの多くは、出演料のほとんどを寄付していると聞きます。そもそも、第1回の放送で総合司会を務めた萩本欽一さんが全ギャラを寄付したことが伝説化してますが、それに姿勢に共感するタレントが近年増えているようです」(前出の関係者)

 それでも「制作面にそんなにお金をかけるなら、寄付に回したほうが」というツッコミがなくなることはないだろう。さらに今年は新型コロナ対策について、少しでも落ち度があると批判を受ける可能性が高い。そんな中で“強行放送”される『24時間テレビ』。無事放送され、人々を救うという本来の目的が果たされることを願うばかりだ。

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