「甘いマスク、面白くなくとも説得力のあるトークが恋愛心理学を語るキャラにハマり、注目されるようになった。次第に児嶋のポンコツぶりが知られるようになり、渡部の“ちゃんとしたことを言う”キャラが引き立つようになっていき、その後、グルメ芸人として、さらに番組MCとしてのポジションを掴んだわけです」(同前)
同時に、その女遊びの激しさは、関係者なら誰もが知るところとなっていた。
「合コンはもちろん、夜の街でもかなり遊んでいましたよ。人力舎の事務所ライブ『バカ爆走!』は、全国をツアーしていた時期がありましたが、特に地方での弾けぶりはすごかった。ススキノでは、渡部が芸人たちの先頭に立って風俗店のキャッチとハードな交渉をし、値切りに値切っては、何軒もハシゴしていましたからね」(中堅芸人)
そんな渡部が、佐々木希と結婚したときには、
「“小手先の恋愛心理学にコロリとやられてしまったのか。きっと苦労するぞ”と芸人仲間と話したものです」(同前)
世間のみんながそう思っていたさ。