日本テレビ系『スッキリ』のコメンテーターを降板した幻冬舎のスター編集者・箕輪厚介氏に対し、司会の加藤浩次が不快感を露わにした。
5月16日付「文春オンライン」(文藝春秋)は、箕輪氏が下請けライターの女性に対し、ホテルに誘うなどのセクハラ行為を繰り返していたと報道。
この報道後、3週間以上、この問題をスルーしていた箕輪氏だが、6月8日に突如Twitterで「テレビ番組出演等を自粛致します」と発表。同日放送されたABEMA『AbemaPrime』に箕輪氏の姿はなく、テレビ朝日の平石直之アナウンサーが箕輪氏の降板を報告した。
また翌9日には、火曜コメンテーターを務めていた『スッキリ』で、水卜麻美アナウンサーが箕輪氏のメッセージを代読。「僕自身、一般的な常識を欠き、知らず知らずのうちに傲慢になっていたと思います。すべて身から出た錆だと考えております」などと読み上げ、出演自粛の申し出あったことを伝えた。
“本人不在”の状況に対し、加藤は「この場でしっかり発言していただきたいということを番組サイドとしても、僕個人の気持ちとしても、それを箕輪さんに伝えていた」としたうえで、「コメンテーターという立場でテレビに出てるってことは、何かあったときにそこでやっぱり言葉を紡いでかないと。自分が何か反省があるんだったら、その場で言うっていうのが、僕はこのテレビに出てる人間のやらなきゃいけないことじゃないかなと思う」「う~ん、箕輪さんとはちょっとそこの考え方が違ったんだなっていうのが、僕は非常に残念に思っています」と考え方の相違に顔をしかめた。
さらに、「個人的なサロンのなかで暴言を吐いたりしてる部分があるんだったら、やっぱり正々堂々と、この場で実際に何があって、こうだったっていうのを謝罪するとこは謝罪する、違うとこは違うって言うことも、はっきり僕はこの場で言ってほしかったなっていうのが僕の本心です」と吐露。
コメンテーターのロバート・キャンベル氏も、「ここで不快な思いをさせたってお詫びをもらっても、そこは違うかなと。迷惑かけているのは我々ではなくて、ひょっとしてそれは被害に遭った女性ですので」と箕輪氏に苦言を呈した。