さらに、退所者が続出している要因として「収益の20％」というマージンが「チャンネルが大きくなるとネックになってくる」と分析。
例えば、1,000万円の収益のうち200万円を取られているYouTuberの場合、「200万円あったら、ひと何人雇えるんだよ」と考えると説明している。
また、おのだまーしーは、4月10日に退所を発表したハイサイ探偵団が、UUUMに退所を申し出た際のエピソードを披露。副社長やマネジャーが活動拠点の沖縄まで出向き、止めようとしたと暴露している。
「おのだまーしーいわく、最近のUUUMは退所希望者を解約するのではなく、業務提携という形にもっていけるよう交渉を始めたとか。2013年設立のUUUMですが、ここにきて大きな壁にぶち当たっているといえそうです」（記者）
おのだまーしーも「売り上げが下がるんじゃないかな？」と危惧するUUUMだが、4月には吉本興業との業務提携を発表。今後は約800あるという吉本タレントのYouTubeチャンネルをサポートする一方、吉本興業もUUUMクリエイターのマスメディアでのキャスティング推進に取り組んでいくという。
「吉本興業のタレントは、大物になるにつれ事務所とのギャラ配分で有利になるよう契約を変更するのが一般的。一方、これまでのUUUMの契約は“収益の20％”という単純明快なもの。今のUUUMは、クリエイターをメディア進出させることよりも、まずは吉本興業から所属者との上手な付き合い方を学ぶことのほうが先決かもしれません」（同）
YouTuberとの業務提携を取り入れたとのウワサもあり、今後、芸能事務所化が進みそうなUUUM。競合他社も増えており、人気クリエイターの取り合いが激化しそうだ。
