6月3日で女優の蒼井優と南海キャンディーズの山里亮太が入籍して1年となる。清純派女優と嫌われキャラ芸人の、交際2カ月のスピード婚は大きな話題となった。山里の恋のキューピットとなったのは、映画『フラガール』（2006年）で蒼井と共演し親友となった相方のしずちゃんで、3人が出席した結婚会見も注目を集めた。
山里は2日放送の『華丸大吉＆千鳥のテッパンいただきます！』（フジテレビ系）で、蒼井から勧められた「植物栽培」にハマっているエピソードを披露するなど、夫婦関係は良好なようだ。
あらためて1年前の電撃婚の裏側を振り返ってみたい。ふたりの結婚はそれぞれの家族、マネージャー、しずちゃんしか知らないトップシークレット案件だった。入籍日を大安吉日の6月3日に定め、2日深夜に東京ではない隣県へ車で移動し、手続きを行った。双方のマネージャー3人が代理提出し、ふたりはその様子を車中からうかがうという徹底した秘密行動が取られた。
婚姻届の提出場所は、基本的に「本籍地」または「所在地」だが、旅行先など一時的な所在地でも提出できる。山里の場合、出身地である千葉で提出したようだが、「深夜に代理人が3人で来るのはおかしい」と担当職員から「詐欺集団」を疑われるハプニングも。それでも何とか3日中に受理された。
次のハードルは発表のタイミングだ。当初は5日の14時ごろに発表し、夜に蒼井としずちゃんを交えた会見を行い、さらに深夜のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』（TBSラジオ系）内でリスナーに向けて報告する流れを組んでいた。
しかし5日の「スポーツニッポン」（スポーツニッポン新聞社）と「スポーツ報知」（報知新聞社）が一面でスクープとして取り上げ、それに先がけ未明には両紙のネットニュースにも出てしまう。この直後、朝の『スッキリ』（日本テレビ系）出演を控え寝ていた山里のもとに、「すっぱ抜かれました」とマネージャーから涙声の電話がかかってきたという。『スッキリ』の「天の声」は、「僕の親友がお騒がせして……」と謝罪した。
双方のマネージャーが密接に連携した超隠密行動が取られたにもかかわらず、なぜ結婚情報は流出してしまったのか。直後に吉本興業に所属する芸人の闇営業問題が発覚したため、「結婚発表は騒動の火消し？」と会社によるリークを疑う声もネット上にはあったが、山里は「日取りは前から決まっていた」と否定している。いまだに真相は明らかになっておらず、リーク元が気になるばかりだ。
（文＝相川ナロウ）
