5月29日に『金曜ロードショー』（日本テレビ系）で放送された『キングダム』の平均視聴率が16.5%（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だったことが6月1日、わかった。
『キングダム』は「週刊ヤングジャンプ」（集英社）にて2006年9号より連載中の原泰久原作の漫画作品。単行本販売部数は57巻発売時点で累計6400万部を突破している。その映画版となる今作では、山崎賢人、吉沢亮、長澤まさみら豪華キャストが共演したことでも話題になり、興行収入57億3000万円の大ヒットを記録した。
物語は、戦災孤児の少年・信（山崎）が大将軍になるべく、秦国の若き王・政（吉沢）らとともに中華統一を目指すというもの。映画では、信が追われる身となっていた政と出会い、乗っ取られた秦国を取り戻すまでを描く。
放送当日には続編製作も正式に発表されたが、視聴率を見ても「次回に向けた最高の宣伝」になったのは間違いない。続編はさらなる激闘と感動が連発する物語になっており、より期待値が上がっている状況である。
「映画ではエンディングテーマをONE OK ROCKが歌っているんですが、それがテレビ放送だからか『数秒間』だったことから、ちょっとしたクレームがあったようですが、物語の面では初見の視聴者もこの上なく楽しめたようです。Twitter上のトレンドワードでも一時、世界一を獲得するほどの盛り上がりでした。コロナ禍の自粛ムードや巣ごもり需要もあるのでしょうが、『キングダム』のコンテンツとしての力を十分に示したといえます。続編の大ヒットなども確実でしょうね」（記者）
数多くのファンがいる『キングダム』。実写化映画の中では成功例となった同作だが、ファンとしても今後気になるのが、続編の「キーパーソン」を誰が演じるのかということだろう。
