『イッテQ』手越不在と海外ロケ中止が重なり番組史上最大のピンチ?

編集部

 5月31日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の番組冒頭、MCの内村光良がレギュラーを務めるNEWS手越祐也の不在を謝罪した。スタジオの内村は各出演者と音声をつなぎ、LINEオープンチャット風の画面でトークを展開。その途中、手越の名前を出さず「一人欠けておりますが申し訳ございません」とさらりとコメントを入れた。

 手越は緊急事態宣言下に飲み歩く様子が『週刊文春』(文藝春秋)および同誌のウェブサイト「文春オンライン」に二度にわたって報じられ、所属するジャニーズ事務所から無期限謹慎処分を下されている。

 同番組で手越は、ジャニーズタレントでありながら中国で寒中水泳に挑戦するなど過酷なロケをこなし、その体当たりの姿勢はファン以外からも支持を得ていた。

 このまま手越の不在が続けば、彼目当ての視聴者が離れる懸念がある。さらに一部報道で出ているジャニーズ事務所退所が現実のものとなれば、番組降板の可能性も。その場合、番組の人気と視聴率の低下は必至だろう。

「『イッテQ』が放送される日曜夜8時は視聴率激戦区で、現在はNHKの大河ドラマ『麒麟がくる』に対し、民放では『イッテQ』と、テレビ朝日系の『ポツンと一軒家』がしのぎを削っています。順位はトップを走るテレ朝に日テレが続き、NHKが猛追する形。『イッテQ』はコロナの影響で海外ロケができず、31日の放送では出川哲朗が日本古来の手品・和妻に挑戦するなど“ネタ切れ”気味の苦しい展開が続いています」(芸能ライター)

 日本テレビの日曜夕方から夜の時間帯は『笑点』に始まり、『真相報道 バンキシャ!』『ザ!鉄腕!DASH!!』、そして『世界の果てまでイッテQ!』に『行列のできる法律相談所』と「家族で安心して観られる番組」が続き、いずれも高視聴率をキープしている。この並びの要となる『イッテQ』の人気下落が前後の番組へ及ぼす影響も大きいはずだ。

『イッテQ』は、2018年に“文春砲”を浴び企画を休止していた「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」を今年3月に約1年4カ月ぶりに再開させたばかり。「やらせ疑惑」を乗り越え番組は存続したが、ここにきて人気レギュラー手越の不在と、コロナによる海外ロケ中止は番組にとって手痛いWパンチとなりそうだ。
(文=相川ナロウ)

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