『24時間テレビ』放送強行も「どうやるの?」… 嵐のMC、中居のマラソンは実現するのか

編集部

 日本テレビが5月28日、『24時間テレビ』の放送を予定していることを発表した。同局広報部は「今年の24時間テレビは、新型コロナウイルス感染に対する安全面に配慮した上で、内容を工夫して放送を予定しています」と実施の意向を明かしている。3月の定例社長会見で小杉善信社長は同番組について「やらないといけないという我々の使命感を持っている」と発言し、放送宣言をしていた。

 すでに「東京スポーツ」(東京スポーツ新聞社)が「9月5日から6日に放送」と報じていたが、どうやら信憑性が高そうだ。また、同紙では、嵐がメインパーソナリティ、Sexy Zoneの中島健人とKing&Princeの平野紫耀がサブを務め、24時間マラソンのランナーは、中居正広らがリレー形式で務めるという細かな情報も出ていたが、日テレからはまだ詳細を発表していない。

「スポンサー収入が膨大な番組なので、何としても放送したいというのが局の気持ちでしょうね。コロナ禍で局全体の売上は落ちているでしょうから、『24時間テレビ』で少しでも盛り返したいということでしょう。

ただ、『今年はやらなくていい』という意見が多いのも事実です。そもそもは落ち着いたチャリティ番組でしたが、今は『バラエティ』と化し、本来の目的を失っているという声もあります。また、フジテレビ系の『27時間テレビ』が中止になったことから、『「24時間テレビ」も中止するのが妥当』という声が強まっていました」(記者)

 そもそもチャリティが目的なら、「24時間じゃなくて、その数分の1の時間でいい」という意見もあるし、局側は「使命感」を抱いているようだが、それがいったい何なのかが視聴者には伝わっていないという部分もあるだろう。制作サイドも「安全面に配慮した上で、内容に工夫」と強調しているが、コロナのリスクに対して最大限配慮しようと思ったら、中止するのが一番であることは間違いない。

「安全面を踏まえた工夫というと、オールリモート放送や寄付もオンライン限定とかでしょうかね。それ以外では、三密を避けるのが難しいでしょう。24時間マラソンも、沿道に集まる人の管理が必要になります。やる前から課題は山積みで、面白い番組づくりができるかも怪しい。東スポの報道内容が実現すれば、嵐ファンは喜ぶだろうし、中居のマラソンも話題を呼ぶかもしれませんが、やはり“福祉”がテーマのひとつである番組を、このご時世に強行することに違和感を持つ人は少なくないですね」(同)

 本当に放送するのか、そして、どんな番組になるのか。

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