今年で34回目を迎えるはずだったフジテレビ系大型特番『FNS27時間テレビ』が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となることが明らかとなった。
複数の報道によると、フジは8月中旬の放送を目指して準備していたが、安全管理の徹底や、収録スケジュールの調整が難しいことなどから、制作を中止したという。
『FNS27時間テレビ』は2017年以降、ビートたけしと村上信五のコンビが3年連続で司会を務めるも、3年ぶりの生放送となった昨年は番組史上最低となる平均視聴率5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区
/以下同)を記録。同年の日本テレビ系『24時間テレビ』が16.5%だったことからも、不人気ぶりが際立ってしまった。
「昨年はスポーツがテーマでしたが、番組内容にメリハリがなく、ダラダラとした印象でした。村上に対しても、視聴者からMC能力不足を指摘する声が相次ぎ、評判は散々。もし今年も引き続き村上の司会で決まっていたとしたら、リベンジが叶わないのは村上にとってもつらいでしょうね」(記者)
そんな村上を『東京2020オリンピック』のメインキャスターに起用しているフジテレビ。発表時にはネット上で賛否両論が巻き起こった。
「話術や空気作りのうまさ、取材に賭ける情熱などは評価されている村上ですが、彼の司会者としての魅力が視聴者にイマイチ伝わっていないように思えます。何年も“ポスト中居正広”と言われ続けていますが、あと一歩のところでくすぶっている印象です」(記者)