甲子園、音楽フェス… 夏の恒例イベントが相次ぐ中止『24時間テレビ』はどうなる?

編集部

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、夏の恒例イベントが次々と中止になっている。

 夏の甲子園、全国高校野球選手権大会は5月20日に戦後初の中止を発表。49代表(北海道、東京各2校)を決める47都道府県での地方大会も行われない。

 夏フェスの名でも知られる、ロックフェスティバルも「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」が開催中止を発表。このほかにも、花火大会をはじめ、人の集まるイベントは次々と中止が発表されている。そこで気になるのが、夏の名物番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の行方だ。

「日本テレビの小杉善信社長は、3月23日の定例会見で『(放送は)必ずやる』と明言し物議を醸し出しました。しかし、例年なら4月までに行われるパーソナリティーの発表も現在までありません。本来なら2020年末での無期限活動休止を発表している嵐が、昨年に続き登場するプランが本命視されていました。しかし、東京オリンピックの延期で活動休止の時期がずれる可能性もあり、事態は流動的です」(業界関係者)

『24時間テレビ』の放送時期は、例年ならば8月下旬の週末。コロナは夏に向かって一時期的に収束するという見方もあるため、日テレ的にはギリギリまで放送の可能性を探っていそうだ。

「『24時間テレビ』は1980年以降、メイン会場として日本武道館を使用していました。昨年は武道館が東京オリンピックへ向けた改修工事に入るため、史上初の両国国技館からの放送となりました。オリンピックが延期になり、武道館が使えるにしても『3密』を避けるため無観客は不可避。人が集まる可能性の高い一般道を走るチャリティマラソンもできないでしょう。どちらにせよ、リモートを駆使した放送は避けられず、さまざまな企画変更が生じます。同局の夏の恒例番組『高校生クイズ』が開催延期を発表したように、放送時期を9月以降にずらす可能性もあります」(前出・同)

『24時間テレビ』は「偽善番組」といった批判も多く、毎年のように不要論が出ている。一度でも放送中止になれば、そうした声がより高まる可能性もあるが……。
(文=相川ナロウ)

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