5月19日、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が、当初の予定通り全44話で放送する方向であることがわかった。
新型コロナウイルス問題によって、4月1日から収録を中止している同ドラマ。撮影再開は早くても緊急事態宣言の解除後であり、6月までずれ込む可能性もあるという。そんな中で、収録が思うようにいかず「話数が短縮されるのでは」という話もあった。
しかし、視聴者の多くは「全部しっかり見たい」という要望が多数。明智光秀(長谷川博己)を主人公に、織田信長、斎藤道三など、個性豊かな戦国武将たちが躍動する物語は好評で、NHKとしても視聴者の要望に応える気持ちだという。
ただ、全話を放送するとなると、このままだと「越年」になるが、NHKはそれも覚悟の上だという。
「新型コロナウイルスは、日に日に感染者は減っていますが、治療薬やワクチンの開発など、根本的な解決には至っていない状況。あらゆる業界が慎重に状況を見定めて動かなければならず、NHKもそれは同じです。まだまだ収録や放送の変更はあるかもしれません。
ファンの間でも『越年でもなんでも全部しっかり放送してほしい』『全44話だけど、50でも60でも来年夏までやっててもいい』と、今回の報道に歓喜の声が多数。ここまで喜びの声が多いとなると、NHKが全話放送を予定するのも当然といえるのではないでしょうか」(記者)