芸能人の本名化が進んでいる。7月から放送予定の連続ドラマ『私たちはどうかしている』（日本テレビ系）でW主演を務める浜辺美波と横浜流星には、「本名をそのまま芸名に使用している」という共通点があった。かたや「浜辺に打ち寄せる美しい波」、かたや「（本当に）横浜生まれの流れ星」。あきらかに出来すぎの名前である。
また、姉・弟ともに美男美女で姉弟そろって芸能活動をしている土屋太鳳など、いかにも芸能人ぽい名前が本名という芸能人は意外に多い。
ネットでは、そんな彼らについて「なんかもう生まれたときから違うんやなって思った」と、芸能人っぽい名前を背負ってきた彼らを尊ぶ声があがった。一方では「逆にこの名前でブサイクだったら悲惨だろ」「イケメンやから許される名前よな」「ワイが名乗ってたら終わりやで」など、ネガティブな意見も。さらに「名前をつけるのもしかり、子供をオーディションに送るのもしかり、親は全てにおいて上手くやったな」など、芸能人になることを想定して、両親に名付けられたのではないかと憶測する声も上がった。
世の中のあらゆるものをランキング形式で紹介する「gooランキング」では2019年11月に「芸名かと思ったら本名で驚いた意外な芸能人ランキング」と題した記事が公開されている。4位には土屋、6位には横浜がランクイン。そのほか、1位には米津玄師、8位～10位までは松坂桃李、剛力彩芽、志尊淳などが選ばれた。
本名を明かすことでプライベートや個人情報がばれたり、デビュー前の過去を詮索されたりするリスクもあるが、芸能人になるべくしてなった彼らにはそんな細かいことは気にならないのかもしれない。
この波に乗っかり、堂々と本名を名乗って芸能活動を行う新人が今後も増えていきそうだ。
