元AKB48で女優の秋元才加がハリウッドデビューを果たす。戦争アクション映画『山猫は眠らない』シリーズの第8弾への出演が明らかになったのだ。
1993年に始まった同シリーズは、トム・ベレンジャー演じるアメリカ海兵隊のベテラン狙撃兵トーマス・ベケットを主人公にしたもので、作り込まれた本格的なミリタリー描写に定評がある。本作ではチャド・マイケル・コリンズ演ずるトーマスの息子、ブライドン・ベケットが外交官殺害の容疑をかけられ、親子で事件解決に挑む。秋元が演じるのはCIA、ロシアの傭兵、そしてヤクザの訓練を受けた暗殺者で、ベケット親子を狙う。海外で実弾を用いたガントレーニングを重ねるなど本格的な準備を行ったという。
秋元はかねてより海外進出を目標に掲げており、夢を叶えたことになる。彼女はフィリピン人の母親と、日本人の父親を持つハーフタレント。エキゾチックなルックスと抜群のスタイルで、ハリウッド映画でも日本と遜色ない魅力を発揮してくれそうだ。彼女が海を渡るほかの日本人俳優より優位なのは、英語力という武器があることだ。
「フィリピンは英語が公用語として広く話され、テレビや映画館ではハリウッド作品が字幕なしで放送されています。これは生きた英語が学べる環境にあるということ。現地生まれの秋元も英語は得意で、過去には外国人記者クラブでスピーチしたことも。日本人俳優が海外で活躍するにあたって英語はマスト。『ラストサムライ』『硫黄島からの手紙』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に出演するなど今やハリウッドの常連日本人俳優となった渡辺謙も、40代半ばから猛勉強の末、英語をマスターしています」（芸能ライター）
秋元は今回の発表前に「匂わせ」とも言える書き込みを行っている。5月5日にTwitterで、「私は朝から英語の勉強！ 落ち込みながらやるしかない」とツイートしていたのだ。
彼女にとって英語は、単なる特技ではなく、海外進出にあたって身につけるべき武器でもあったのだろう。彼女のハリウッドでの活躍に期待が高まる。
（文＝相川ナロウ）
