ATSUSHI不在でも大丈夫!? 盤石なビジネスモデルを築き上げた「EXILE」と「LDH」
編集部

当時は「EXILE」がほぼ一枚看板で、大手信用調査会社のデータによると、「EXILE」がブレークしたころの07年の同社の売上は約17億円(3月決算期、以下同)だった。 だが、それから2年後の09年には売上が100億円を突破。
13年は約270億、14年には275億、そして15年にはなんと350億円にまで成長した。 ここまで同社が成長した背景を音楽誌の編集者はこう分析する。 「HIROのブレーンとして役員を務める双子の兄弟の存在が大きかったのでしょう。最近では『週刊文春』にパワハラ疑惑を報じられた2人ですが、ビジネスの才覚は特筆すべきものがある。この双子役員の人脈やビジネスアイデアで『LDH』は多角経営化を展開。現在は芸能プロのほか、音楽著作権管理、飲食店経営、アパレル、出版、興行の運営、ダンススクールの運営、モデルプロなどの会社も経営している。最近では映画事業にも力を入れはじめ、映画製作の会社までありますからね。『EXILE』から『三代目J Soul Brothers』、『GENERATIONS』など徐々にグループを派生させていき、それぞれがファン層の拡大につながり、“EXILE頼み”の経営にならないようにした」