「まずは自分で遠征費を稼ごうと思いました」と、コロナ終息後の大会に、自腹で遠征して出場するための資金を貯めると目標を綴っている。
この事について、ネット上では「発表する必要あるの?」「そりゃ、働かないと金は生まれない」という厳しい見方をする声もあるが、「すごく前向き」「本業で稼げないと騒いでいる人たちに見習ってほしい」「補償ばかりアテにしてないでこれくらいしたら? と言いたくなる人もいる」など、その姿勢を褒めたたえる声が多い。
中には、「組織委員会の連中は1年延期で報酬おかわりしてるのに……」と五輪組織委員会への批判をする声も見受けられる状況だ。
「もちろん、三宅選手がそう決めたということであれば応援したいとも思いますが……。それ以上にこうした選手への支援や保障について、国が何かしら動いてくれないのかな、という思いが強いのが正直なところですね。
5月1日に行われた橋本聖子五輪相の会見では、緊急事態宣言の延長を受けて『トレーニングというのはテレワークができないもの』『状況をしっかり破格したうえで対応していかないといけない』と語り、アスリートに練習環境の提供を含めた何らかの支援を行うことを発表していましたが、これをできるだけ早く行うことが重要なのではないかと。
三宅選手には自転車からの転倒などのアクシデントを起こさないように気をつけてもらいたいですね。延期されたと言っても1年後ですから、今何かあると取り返しがつかないでしょうし」(スポーツ雑誌編集)
自らスポンサード契約を保留にし、自分で稼ごうとする姿勢は確かに褒めたたえられるべき事かも知れない。しかし、こうした状況にアスリートが追い込まれていること自体が大きな問題であるのは言うまでもないだろう。