お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史の炎上が、収まる気配を見せない。原因は、4月23日深夜の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」（ニッポン放送）での発言だ。
放送中に岡村は、「今後しばらく風俗に行けない」というリスナーからのメールを紹介。その悩みに対し、「コロナが収束したら絶対面白いことある」と持論を展開していく。「コロナの影響で現在収入が減少している女性が高収入を得るため収束後に短期間風俗で働くだろうから、可愛い風俗嬢が増えるはずだ」など、自身の予測を披露した。さらに「そのときのために、歯を食いしばって頑張りましょう」「僕はそれを信じて今頑張っています」と続け、緊急事態宣言の出ている現在は風俗に行かないよう呼びかけた。
だが岡村の発言は、「生活に困った女性が風俗で働くことになるのを楽しみにしている」と取れてしまう。そのためネットニュースで取り上げられると、即座に拡散され炎上状態に。「これはヤバいだろ」など問題視するユーザーがあふれた。
中には「NHKに正しい判断のできる人間がいるなら岡村は降板させるだろう」という声も。バラエティ番組『チコちゃんに叱られる！』や大河ドラマ『麒麟がくる』など、現在岡村が抱えるNHKのレギュラーの座を危ぶむ様子もあった。一方で少数ではあるが、「ラジオで冗談も言えないんか」と、擁護する意見もあがっていた。
4月26日には、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が自身のブログで岡村の炎上をネタにした漫才を掲載した。ナイツは2019年にお笑い芸人の闇営業問題が発覚した際にも、いち早く騒動をネタにした漫才を披露し、以降様々な芸人たちが同問題を笑いに変えるようになった“先駆者”だった。今回の騒動も、塙のイジリをきっかけに笑いへと昇華できるだろうか。
業界でイジれる風潮をしっかりと作るとすれば、岡村の相方・矢部浩之のコメントが最も影響力を持つことになるのかもしれない。ピンチに陥った相方に、矢部はどうツッコミを入れるのか。その発言に注目が集まる。
