吉岡里帆、癒しボイスでガチクズ芸人を救う!? ナレーション仕事が「ギャップとしていい味を出している」と大絶賛

編集部

 4月19日放送のドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)に、女優の吉岡里帆がナレーションで登場して話題になっている。

 この番組は、アクの強い人物が登場することでよく知られている。“ビッグマミー”こと美奈子を取り上げた「新・漂流家族」シリーズや、オカマとオナベのあべこべ夫婦の日常を追った「マキさんの老後」シリーズなど人気作品も多い。千原ジュニアや土田晃之など芸人のファンも多く、他局ながら『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に取り上げられたこともある。

 今回は、番組の本領発揮というべき人物が登場した。主人公は、2000年代初めにお笑いコンビ「ガッポリ建設」でプチブレークした小堀敏夫。現在、酒席を盛り上げ謝礼を受け取る「ギャラ飲み」で生活しており、売れない芸人にありがちなアルバイト暮らしではない。その分、食えている現状に甘んじてネタ作りはまったくしない。芸人にとってチャンスでもある「ネタ見せ」を仮病でサボり、パチスロに興じるといった「ガチクズ」ぶりが映し出された。こうした態度が所属する「ワハハ本舗」の主宰者である喰始(たべ・はじめ)の怒りを買い、52歳にして仕事をクビになってしまう。その後は、新宿二丁目のゲイバーで働くも、わずか6日で挫折。オカマキャラ芸人として再スタートを切るところで番組は終了した。

 まったく救いがない展開だからこそ、ネット上ではナレーションを務めた吉岡里帆の声が「マジで癒し」「ギャップとしていい味を出している」と話題になっている。

 吉岡は番組放送に際して、WEBサイト『マイナビニュース』(マイナビ)のインタビューで「『クズ芸人』と呼ぶのはちょっと心が痛かった」と優しい一面を見せ、さらにナレーションが場を支配しないよう「声を低くするように意識した」と語っている。

 吉岡といえば、ビジュアルが先行しがちだが、ドラマ『カルテット』(TBS系/2017年)ではお金に執着する元・地下アイドルを、昨年公開された映画『見えない目撃者』では視力を失った元警察官役を、12年ぶりに復活した人気ドラマ『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)ではコメディエンヌとしての才能を発揮するなど、さまざまな役にチャレンジし続ける女優でもある。今回のナレーションも同様で、別に“癒し”を狙ったわけではなさそうだが、ネットの評価を見るに新しい魅力が引き出されたと言えそうだ。
(文=相川ナロウ)

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