俳優の綾野剛が4月9日に放送された『櫻井・有吉THE夜会』（TBS系）に出演した。同局の新金曜ドラマ『MIU404（ミュウ ヨンマルヨン）』に出演する星野源、麻生久美子、岡田健史とスタジオに登場。綾野は同ドラマの中でもバディを組んでいる星野とともに普段持ち歩いている「三種の神器」や「俺流アレンジ飯」「会いたいアーティスト」などそれぞれの企画で、自身のプライベートにまつわるエピソードを披露した。
その中でも話題を呼んだのが、綾野が「会いたいアーティスト」で紹介した神奈川県川崎区出身の8MCによるヒップホップグループ「BAD HOP」との共演だ。綾野は「下手したらそこら辺の役者よりもある瞳の集中力に惚れて気になっています」と彼らの魅力を語った。
先日BAD HOPが行った横浜アリーナでの無観客ライブについても「それって本当にどっちがいいか判断しきれない中で、それでも立ち止まらずにやっていた」と彼らの行動を賞賛した。続けて、「テレビっていうものの真価が問われる中で、無観客ライブを全うしていた。そんな彼らの姿をテレビを通じて少しでも日本に元気を送れたらな」と熱い思いを明かした。
綾野は、4月2日に放送されたバラエティ番組『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』（TBS系）でも、同じようにテレビ番組制作への真摯な態度が反響を呼んでいる。『モニタリング』メンバーたちを騙すため、カメラマンに変装しスタジオに潜入した綾野は小道具を使わず役作りのみで変装企画に挑戦し、見事完全勝利を納めた。最後には「今こそテレビが豊かなものでなきゃいけない、それを捉えているのはカメラである」と、番組製作を支えている裏方スタッフにスポットライトを当てた理由を明かした。
ネットでは、綾野のこの姿勢に「綾野剛氏がBAD HOPを紹介したかった気持ちが良かったと思います」「一気に綾野剛のこと好きになった」「情熱大陸さながらの語り」など、賞賛のコメントが寄せられている。
ドラマの放送延期などが相次ぎ、今後も先行きが怪しいテレビ界の窮地を救うのは綾野のようにテレビ番組制作への熱い思いを持った出演者なのかもしれない。こんな時代だからこそ、視聴者に元気を届けようとする綾野の活躍に期待せずにはいられない。
