『99人の壁』エキストラ補充問題… “そもそも論”のツッコミ多数「解答者のキャラに頼りすぎ」

編集部

 人気クイズ番組『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』(フジテレビ系)の “やらせ騒動”が話題になっている。『99人の壁』は俳優・佐藤二朗司会の番組で、2017年から3度のパイロット版を経て、2018年10月からレギュラー放送がスタートした。

 一般人・著名人あわせて100人の参加者から1名がチャレンジャーとして選ばれ、得意ジャンルでクイズに挑戦し、5問連続で正解すれば賞金100万円を獲得。残り99人に先に解答されると失格となる。この99人のうち20人ほどが最初から解答権のないエキストラとして動員され、数合わせで並ばされていたという。

 この番組、クイズのジャンルは例えば、「巨人軍」「北野武」「宮崎県」とかなり細かく、1991年~93年に同局で放送された人気番組『カルトQ』を彷彿とさせる企画でもあった。この番組のコンセプトに関しては、「そもそも論」のツッコミが殺到している。

 ネット上では、「本物のマニアが出てきたら100万円連発するけど、そうさせないようにしているのでは」「本当にマニア向けの問題出したら、視聴者がついてこなくなるよね」「最近の小学生推し番組といい、解答者のキャラに頼り過ぎな部分も」などの声が寄せられている。

「クイズ番組の構成は、微妙なさじ加減が要求されます。視聴者が考えながら参加できる要素が求められ、難しすぎたり、マニアックすぎる問題は敬遠されたりします。難問系企画は『東大生が挑戦』といったコンセプトがないと成立しません。かといって簡単すぎる問題でもいけません。クイズ番組は簡単に作れるようで、実は難しいのです」(業界関係者)

『99人の壁』は乱立するクイズ番組の中では比較的評判が良かっただけに、今回の件は視聴者を大いに落胆させてしまったようだ。
(文=相川ナロウ)

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