「がん」罹患歴公表の爆笑問題・田中裕二… 実は「完治に5年」、梅宮辰夫さんから励ましの言葉も

編集部

 爆笑問題の田中裕二が2000年の睾丸摘出手術の病名を「Yahoo!ニュース」のインタビューで明らかにし、話題となっている。

 当時は良性の腫瘍と公表されていたが、実際は「がん」だったという。シドニーオリンピックの最中だったこともあり、相方の太田光が「田中も金(メダル)を取りました」と笑いにしていた。

 このネタは以降もギャグとして扱われるようになり、シリアスなものにはならなかった。だが、実際には、手術後も、放射線治療、転移検査などが行われ、完治には5年もの時間がかかったという。

 田中が手術を受けた時、密かに励まされた人がいたという。それが、昨年12月に亡くなった梅宮辰夫さんだった。梅宮さんも30代の時に睾丸摘出手術を受けている。病気は周りに伏せられていたため、医師であった実父のツテを頼り、町医者で密かに摘出したそうだ。梅宮さんといえば豪快な夜遊びエピソードで知られるが、この病気をきっかけに健康的な暮らしを始めるようになった。

 田中の手術が報じられた後にテレビ番組の収録で梅宮さんと一緒になると、「俺も同じ病気をやっているけど、今はピンピンしている」「絶対大丈夫だから頑張れよ」と励まされたという。これは梅宮さんの死去後にラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系)で披露されたエピソードだ。当時、梅宮さんの病気は公表されておらず、田中にだけ向けられた話だった。これには田中も「どれだけ励まされたか」と振り返っている。

 芸能界には語られることのない密かな絆もあるようだ。
(文=相川ナロウ)

「がん」罹患歴公表の爆笑問題・田中裕二… 実は「完治に5年」、梅宮辰夫さんから励ましの言葉ものページです。エンタMEGAは、エンタメの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!