「週刊少年ジャンプ」（集英社）に連載中の国民的人気漫画『ONE PIECE』の主人公・ルフィ役は誰が適任かを決めるランキングが発表された。見事1位に選ばれたのは、“カメレオン俳優”として名高い菅田将暉だった。
菅田はこれまでにもSF時代劇型コメディ漫画『銀魂』の実写映画に出演。同作で主人公の坂田銀時を演じた小栗旬、仲間の神楽を演じた橋本環奈とともに息の合った演技を披露していた。また、同じく人気漫画を実写映画化した『帝一の國』でも好演。人気若手俳優が集結した中で主演を務め、原作の色を崩さない大胆な演技が評価された。
ルフィ役は適任とはいえ、幅広い世代に圧倒的な人気を誇る『ONE PIECE』が実写化となればファンも黙ってはいない。「実写化マジでやめとけ」とネット上で一部否定的な発言も。しかし、今回のランキングが発表される以前にもファンから「個人的にルフィを演じることができるのは菅田将暉しかいないと思ってる、、」「菅田将暉のルフィ感すごいよな。菅田くんがルフィやってるの見たすぎるし」など、前向きな意見も多くあった。また、ルフィだけでなく、同漫画に登場する“サンジ”や“トラファルガー・ロー”も適任なのではないかという意見も上がっていた。
昨年放送された菅田がパーソナリティーを務める『菅田将暉のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）で、“このキャラクターを演じて欲しい俳優ランキング”に自身がランクインすることについて言及している。
原作ファンの批判意見を“正義の言葉”と捉え、「それで“正義のお言葉”をもらったりするわけなんですよ。僕は何にも言ってないわけですから。普通に家でじっとしてるだけやのに、告ってないのにフラれたみたいな」と、自身の考えではないところで取り沙汰され、批判を受けることに飽き飽きしていた。ファンからの心ない言葉を受けても“正義のお言葉”と温かく受け止める彼の懐の深さには脱帽するしかない。
同ランキング2位にはタレントの香取慎吾が、3位には『恋はつづくよどこまでも』（TBS系）で人気上昇中の佐藤健がランクイン。3人とも漫画を原作とした映像作品への出演経験者だ。1位に輝いた菅田は、4月24日に映画『糸』が公開される予定だ。熱愛が報じられた女優の小松菜奈とともにW主演を務める同作にも関心が高まる。これからも彼のカメレオン俳優ぶりに期待したい。
