「オネエは穀潰し?」マツコ・デラックスが持論… 意外と深い、苦労人の人生訓か

編集部

 3月30日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)において、マツコ・デラックスがオネエたちの素性は「穀潰し」との持論を展開した。

 番組では、『読売新聞』(読売新聞社)の人生相談企画での「1科目を落として留年している息子」についての相談が取り上げられた。

 これを受けオネエのダイアナ・エクストラバガンザが「私の場合、1教科どころじゃなかったけれど」と話すと、マツコ・デラックスが「この人、大学の付属校から入れてもらえたけれど、全部ダメにしたからね」「大体、女装が穀潰しですけれどね」と追い打ちをかけ、笑いを誘っていた。

 ダイアナの経歴は、オネエとしてはかなり高学歴な部類に入るであろう関西大学文学部中退だ。「大学では相撲部に所属」というのがダイアナの鉄板トークのひとつだが、実際は体育の授業で取ったものだった。ダイアナは実体験から「(留年した息子の)来年の卒業は無理な気がする。卒業したいならば、自腹で学費払えば」と突き放していた。

 さらにマツコは「女装なんて、みんな甘えていた時期あるよね。なんとか今、おまんま食えているけれども、申し訳ないなと思うわよ、親には。若い頃のことを考えたら」と反省しきりだったが、「愚かだった子どもも反省するときはするから、可能性はゼロではないと思う」と、ダイアナとは違う立場で語った。

 タレントになる前のマツコは、コラムニストとして活躍していた。その前の経歴はゲイ雑誌の編集者で、さらにその前は美容師だ。決して順風満帆ではなく、20代後半で編集部を辞めたあとは実家で引きこもり同然の暮らしを送るなど、どん底を経験した人物である。今回の「オネエは穀潰し」発言も、単なる放言ではなく、実体験を踏まえた深い言葉といえるだろう。
(文=相川ナロウ)

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