29日、TOKIOの冠番組『ザ!鉄腕!DASH』(日本テレビ系)にて、TOKIO・長瀬智也が“DASHカレー”を完成させた。
前回放送では、長瀬を中心としたTOKIOのメンバーらが723日間にも及ぶ長期間をかけ開発したDASHカレーのレシピを公開した。「29日の放送で視聴者と一緒にいただきますができたら」という長瀬の想いから、今回はメンバーを集結させて再びルー作りから開始。
イチゴを絞った汁やビール、塩辛エキスなどの隠し味を入れるなど若干“闇鍋”感漂う長瀬の長年の集大成が完成すると、他のメンバーが「視聴者の反応が気になる」「感想を番組HPに送ってほしい」と訴えた。長瀬はカレーに自信があるらしく「視聴者のみなさんもおいしいと言ってくれると思う」と発言したが、「クレームが来たらそれに文句を言う回を作ってほしい」ともコメントした。ケンカ腰なのか不安の表れなのか…。真意のほどは定かではないが、ケンカ腰だとしたらアイドルとしてのイメージは損なわれるだろう。
それでも長瀬が強気だったのは、ジャニーズ事務所退所説が事実だからかもしれない。先月発売された「週刊文春」(文藝春秋)は、長瀬が来年の春以降に退所する旨をジャニーズ事務所へ伝えていると報じている。もし退所するならば、アイドルのイメージを考える理由もないのかもしれない。
思えば、TOKIOのメンバーがカレー作りに励むこの企画が開始されたのは、元メンバーの山口達也の脱退が決まった2018年。そこから現在まで休止している音楽活動への情熱をカレーに向けている気すらある。今回の放送に対し、ネットでは「長瀬君がジャニーズ退所するのは…カレー仕上げて燃え尽きたから…!?」「長瀬智也、納得いくDASHカレーができたのでジャニーズを退所とかないよね…」と、長瀬が心血注いできたカレーの完成は、彼の退所を意味するのではないかという声が多く上がった。
TOKIOが音楽活動が休止し、長瀬がカレーを作り出してから約2年。カレーにクレームが来たら文句を言うという企画を提案するのは、退所ゆえの投げやりな気持ちが原因なのだろうか。退所が事実ならば、長瀬最後の作品はカレーになってしまう恐れすらある。山口以外のメンバーに落ち度はないのだから、カレー以外の創作の場をTOKIOに与えてほしいものである。