テレ朝「負の連鎖」大赤字、人件費削減、映画公開延期…『相棒』高視聴率では足りない?

編集部
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 テレビ朝日の刑事ドラマ「相棒season18 最終回2時間スペシャル」の平均視聴率が13.8%だったことが明らかになった。初回から16・.7%の高視聴率で発進した「season18」は全話2桁視聴率をマーク、上層部は顔をほころばせていたというが…。その裏で末端局員の間では、この高視聴率を素直に喜べない事情があるという。

「この1年もの間、開局60周年を迎えたテレビ朝日は、視聴率が取れる番組に重点的に予算をつぎ込みました。米倉涼子に高額のギャラを払い『ドクターX~外科医・大門未知子~』の続編を放送、さらに『科捜研の女』そして『相棒』とカネのかかるドラマを次々とオンエアして視聴者をくぎ付けにしてきました。

その反動で、報道部門への予算は大削減されてしまいました。『報道ステーション』をめぐっては、昨年暮れから人件費の高い、派遣されていた在籍10年以上のスタッフやディレクターが次々とクビを切られる事態に発展。この3月末で契約終了を言い渡されているスタッフもいてニュース班は混乱に陥っています」(テレビ局関係者)

 そればかりか、テレビ朝日はさらなる受難も続いて局員は疲弊しているという。

「肝いりの連続ドラマ『ケイジとケンジ』の主演東出昌大に不倫疑惑が発覚し、営業部門の局員がついこの間までスポンサーに謝罪行脚していましたよ。ここのところ局内では、トラブルが多発し昨年末は正月恒例特番『芸能人格付けチェック』に出演予定だった沢尻エリカが違法薬物を所持した罪で逮捕され、大騒動に。

1月は多額の放映権料払い独占中継したサッカー『AFC U23選手権』で日本代表が惨敗して決勝トーナメントに進めず大赤字。さらに局が出資していた映画『ドラえもん のび太の新恐竜』公開日が延期となるなど、スタッフが次々起こるトラブル対応に追われ、混乱しています。前述の人気ドラマにカネをかけすぎたため、ギスギスして雰囲気は悪くなるばかりです」(同)

 ヒトとカネが回らないなかで、テレ朝は負の連鎖を断ち切ることができるだろうか。

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