15日で松竹芸能を退社したTKOの木下隆行が、ジーニー堤の芸能事務所であるGENIE’S ENTERTAINMENTとの業務提携が16日に発表されるも、翌17日に急きょ白紙撤回が発表された。堤の釈明によれば、木下と口約束で話を進めてしまったのが原因のようだ。
ジーニー堤といえば、ハリセンボン近藤春菜のそっくりさん芸人として知られる。ただあくまでも見た目が似ているだけであり、出落ちの感も否めない。タレントとしてはマイナーな印象を受けるが、実は豊富な人脈を持つ経営者としての顔を持つ。
「ジーニー堤は、周囲のものまね芸人を取りまとめるところから、芸能事務所の形をスタートしたようですね。ものまね芸人はイベント司会などの通常の営業の他にも、結婚式や宴会の余興など活躍場所は多岐に渡りますからね。さらに町田市で自らショーパブを兼ねた飲食店を経営するなど多角経営を行っています。こうした仕事をしているため、ものまね芸人たちのギャラをすべて把握しています。有名どころになると一回の営業で、車が一台買えるくらいだとバラエティ番組で暴露していましたね」（芸能関係者）
さらにジーニー堤は小さい仕事ばかりではなく、大口の仕事や人脈も持っている。
「ひいきにしてくれる社長たちを何人も抱えているようですね。社長たちの旅行へ動向し、プライベートで芸を披露するといったことも行っているそうです。昔ながらのタニマチ気質を持ち合わせていると言えるでしょう」（前出・同）
業務提携は白紙撤回となってしまったのの、ジーニー堤の芸能事務所は小さいながらも、個人事務所の域を越えた活動を行っていると言えるだろう。（文＝相川ナロウ）
