16日深夜放送の『伊集院光深夜の馬鹿力』（TBSラジオ系）において、ラジオ番組の内容をほかの芸能人に「告げ口」する場合の方法について語られた。
伊集院は先日「鈴木奈々さんと共演して、満面笑顔で『私のことラジオで取り上げていただいてありがとうございます』」と言われたエピソードを披露した。ただ、ラジオで鈴木について話した内容は根も葉もない妄想トークであり、さらにコーナーのタイトルにもなる「ネタ」であった。おそらく鈴木本人は内容を聴いていないものと見られる。同じような反応は社会学者の古市憲寿氏からもあったようだ。
伊集院は「スクランブルがかかっているはずなんですけど、芸能人の可聴範囲から越えたところで、喋ってるんですが」と話し笑いを誘っていた。
こうした情報が伝わってしまうのは「何か告げ口する奴がいるみたい。鈴木奈々さんのSNSに『伊集院さんが話題にしてましたよ』と言う人がいるらしいんですよ」と原因を話し「だったらいっそのこと、本当のことを言ってくれれば、鈴木奈々さんも口を聞いてくれませんから」とリクエストした。
結果的に「聴いていることが僕に伝わらない。『しめしめ聴かれていない』となる」ため「そういう感じでお願いしたいんですけどね」と話していた。
かつてはラジオ番組、特に深夜番組の内容は、その場だけで話される裏話が多くあった。さらに特定の地方だけに配信される場合には、さらに限定の度合いが深まる。ただ、現在はradikoプレミアム機能を用いれば、全国どこでも聴けるようになってしまった。「ここだけの話」は成立しないため、伊集院としても「伝えるならちゃんと伝えて」と思っているのだろう。（文＝相川ナロウ）
