『麒麟がくる』ナイナイ岡村の正体が判明…当初は豊臣秀吉説も?

編集部

 15日放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』において、ナインティナインの岡村隆史が演じる、神出鬼没の謎の農民、菊丸の正体が明かされた。菊丸はのちの徳川家康となる松平竹千代の実母と実兄に仕える忍び(忍者)であった。

 岡村のキャスティングはこの作品の目玉のひとつであり、謎の農民の正体に注目が集まっていた。これは岡村本人もスタッフから何も知らされていなかったようで「歴史の勉強はしなくて良い」とも言われていたようだ。

 岡村が化ける相手として当初有力視されていたのが豊臣秀吉であった。『麒麟がくる』において秀吉は佐々木蔵之介が演じているが、
岡村のキャスティングが先に発表されたため、秀吉になるのではと言われたのだ。

 秀吉は農民階級の出身であることに加え、身長が当時の人間としてもかなり小さい140センチほどしかなかったと伝えられている。さらに織田信長から『サル』と呼ばれていたのはよく知られている。まさに岡村にとってうってつけのキャラクターとも言えるが、この意外なキャスティングは実現しなかったようだ。

 さらに、もう一つ存在するのが服部半蔵説である。服部半蔵は戦国時代から江戸時代にかけて松平氏から徳川氏に使えた人物であり、初代は忍者としても活躍した。今回の放送で菊丸は忍びであると明らかになったため、今後服部半蔵へ化ける可能性もありそうだ。ただ、服部半蔵は忍者を多く生んだ伊賀出身だが、菊丸は美濃出身である。それでも、大河ドラマは時として史実と異なるアレンジを加えることもあるため、可能性は捨てきれない。

 何より菊丸がのちの家康となる竹千代を影から支える存在であるとすれば、物語の終盤部までキーパーソンとして活躍するのは間違いない。今後の動きにも期待したいところだ。(文=相川ナロウ)

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