吉岡里帆「悲壮感たっぷり」最新映画で“やつれ顔”があらわに…女優として一皮むける?

編集部

 俳優・仲野太賀が主演をつとめる2020年秋公開予定の映画『泣く子はいねぇが(仮)』に、女優の吉岡里帆が出演する。12日に公開された劇中の場面写真では、吉岡が悲壮感あふれる“やつれ顔”を披露。女優としての新境地を切り拓けるか注目が集まっている。

『泣く子はいねぇが(仮)』は、日本の一地方都市である秋田の寂れた港町・男鹿半島を舞台にした映画。是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」の新人映画監督・佐藤快磨のオリジナル脚本で、大人になりきれない、迫りくる現実を直視することもできない若者たちの姿が描かれる。

 ナマハゲ行事で失態を犯す青年・たすくを仲野、たすくの伴侶として娘が生まれ現実を見据える妻・ことねを吉岡が演じる。いつまでも父親の自覚を持てないでいるたすくと、それに愛想をつかすことねの関係性を若手屈指の役者がつむぐ。

 そんな夫を信じ切れない女性を演じる吉岡は、場面写真でその心情を“やつれた表情”で表現している。18年~19年は『きみが心に棲みついた(TBS系)』、『健康で文化的な最低限度の生活(フジテレビ系)』といった主演ドラマの視聴率が芳しくなく、一流女優としての葛藤があった。

 しかし、今年2月にはゲーテの「ファウスト伝説」を元にイギリスの劇作家が手掛けた新作舞台『FORTUNE』での好演が話題に。その流れをうけて『泣く子はいねぇが(仮)』での演技も評価されれば、本格派女優としてのさらなる飛躍につながることだろう。

 同作では秋田出身の俳優・柳葉敏郎、現在放送中の連続ドラマ『病室で念仏を唱えないでください(TBS系)』に出演する女優・余貴美子といった大御所が脇を固める。吉岡をはじめとした幅広い俳優陣が共演するだけに、2020年注目の映画となることだろう。

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