広瀬すず・吉沢亮「助けてYouTuber?」抱き合わせ宣伝は、興行収入への不安のあらわれか

編集部

 女優・広瀬すずと俳優・吉沢亮が、男女2人組の人気YouTuber・ヴァンゆんの13日公開の動画に登場した。広瀬の主演映画『一度死んでみた』(3月20日公開)の舞台あいさつ後に映画界とYouTube界の人気者共演が実現したかたちだ。

 この共演は、ヴァンゆんのヴァンビが広瀬すずのファンということから実現。試写会を訪れたヴァンゆんが『一度死んでみた』の浜崎慎治監督と対面すると、監督の粋な計らいで広瀬と吉沢とのインタビューをセッティング。

 2人が登場すると、ヴァンゆんは大興奮し、ハイテンションでインタビューを行い、映画の見どころなどを聞き出した。「登場人物が豪華過ぎる。本当にまばたき厳禁ですね」と吉沢がコメントすると、ヴァンビが「ドライアイになりました」とレスポンスするなど、笑いを誘うやりとりもあった。

 ヴァンゆんは、息の合ったトークと端正なルックスで人気を集める人気YouTuber。主に10代・20代から絶大な支持を集める若者のカリスマなだけに、『一度死んでみた』にとっては大きな宣伝効果が期待できるだろう。

 従来の映画告知といえば試写会イベントやテレビ番組やCMが一般的だったが、それだけでなくYouTubeを利用するのは現代においては当然のことといえる。ただ、いま人気の若手俳優の話題作ということで、キャリアを考えると失敗は許されないのも事実。こうしたYouTuberとの共演に頼らざるをえない状況という見方もできる。

 広瀬がデスメタルバンドのボーカル役を演じるということで、すでにCMなどでその破天荒な演技が話題になっている同作。その成功のカギを握っているのがYouTuberだとしたら、なりふりかまわずヒットを狙う貪欲さが感じられる。

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