ヘビーリスナーの多いANNファンをうならせることができたら本物だ。
アイドルグループ・BiSの元メンバー・ファーストサマーウイカが、4月期から『オールナイトニッポン0 (ZERO)』（ニッポン放送）の月曜パーソナリティを務めることが9日、発表された。ファーストサマーウイカといえば、昨年夏頃からエッジの利いたヤンキーキャラでブレイクし、現在もバラエティ番組などで引っ張りだこだ。だが生放送の一人喋りは本当のトークスキルが必要不可欠。これまで築き上げてきた“こなれた感”イメージが偽物であれば、簡単にメッキがはがれてしまうだろう。
記者会見では、ファーストサマーウイカと2人組YouTuber・水溜りボンドが4月期から新パーソナリティとして、それぞれ月曜・木曜を担当することが発表された。ファーストサマーウイカは「人の悪口言ったり品のないこと言うこと多いので、将来にひびが入らない程度にしたい」と、自身の“持ち味”である毒舌を活かして番組を盛り上げることに意欲を見せた。
昨年、コテコテの関西弁と元アイドルらしからぬ毒舌で突如ブレイクを果たしたファーストサマーウイカ。バラエティ受けする“こなれた”コメントが人気を博し、「2019年下半期・急上昇テレビ番組出演ランキング」でもお笑いコンビ・納言の薄幸（すすきみゆき）とともに1位に輝くなど、世間で大きな注目を集めた。今年の元日に一般男性と結婚していたことを発表したものの、アイドル的な売出し方をしていなかったことも功を奏し現在も人気は継続中だ。
だがファーストサマーウイカは、昨年11月に放送された『ダウンタウンなう』（フジテレビ）に出演した際、本人の代名詞でもあるヤンキーキャラが実はキャラ付けであることを暴露。「関西弁のヤンキーっぽい人、テレビにおらへんなぁと思って無理にやってる」と、芸能界の“穴場”を狙った裏事情を明かしている。結果としてブレイクしているため狙いは成功したと言っていいだろうが、無理やりのキャラ付けがどこまで続くだろうか。
もしヤンキーキャラだけでなく、“こなれた”コメントまでキャラ付けによる付け焼き刃だったとすると、生放送ラジオという“戦場”では生き残れないだろう。これまでと同様に軽快なトークでさらなる人気を獲得するか、ボロが出て一発屋で終わるか。すべては本人の力量にかかっている。4月からの放送に要注“耳”だ。
