大相撲「NHK視聴率上昇」無観客が奏功…力士「超ピリピリ」現状も開催に意義はある?

編集部

 新型コロナウイルスの感染の拡大によって史上初めて無観客での開催となった大相撲三月場所が、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で行われている。

「協会員に一人でも感染者が出れば場所は中止」「日々の検温が義務付けられ、37.5度以上の熱が2日続けば休場」など極めて細かい決まりが設けられているが、それでも開催までこぎつけたのは伝統とプライドがゆえか。賛否はあるが、大相撲を楽しみにしている人もいるのは事実である。

 コロナ対策のため力士はタクシーで会場に入り、支度部屋はびん付け油とアルコール消毒のにおいで充満、厳戒態勢で土俵に上がっている。会場の周りでは力士の入り待ち、出待ちするファンを定期的に巡回するガードマンが取り締まるなど、ぴりぴりムード。影響は各方面に及んでいる。

「1人でも感染者が出れば場所は打ち切りになってしまうので力士、親方、スタッフは神経質になっています。年1回の大阪開催ということで通常なら、この時期は関西地方の後援者に連れられた力士が繁華街で、大酒を飲みお腹いっぱいにごちそうを食らっていますが、今年はそういった光景はありません。

地方場所では関取クラスがタニマチの宴場に顔を出し、20~30万年のご祝儀をもらうのが恒例なのですが……そういったこともできなくなっています。取り組みにかけられる懸賞金も激減し、懸賞本数は半分程度まで落ち込んでいるというから、力士のモチベーションの低下が心配されていますよ」(角界関係者)

 ではなぜ無理をしてまで、無観客で開催することになったのだろうか。中止という選択肢はなかったのか。

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