10日深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系)において、8日に放送された『R-1ぐらんぷり2020』(フジテレビ系)で優勝を果たしたマヂカルラブリーの野田クリスタルの「クソゲー実況ネタ」について語られた。
野田は既存のゲームをイジるのではなく、オリジナルなゲームを作り出し、それをプレイしながらツッコミをするネタを披露した。これには田中裕二が「すごい才能だよね」と話し、太田光も「ゲーマーというかゲームクリエイター」と絶賛した。
太田は「フリップネタがどんどん進化している感じ。陣内(智則)とか、ぜんじろうとかもそういうのやっていたものの進化系だよな。あれ楽でいいよな。作るまでは大変だけど、見せるときは失敗しないもんな」と、同じ芸人として見えてきたメリットについても解説していた。
これには田中も「『R-1』とかは時間が決められている。間違えようがないし、一番いいよね」と同意する部分があるようだった。
こうした「間違いようのないネタ」から太田が思い出したのは「BOOMERの紙芝居ネタ。絶対あいつらあっちに逃げるから。伊勢に噛ませないように」と話し、あがり症で滑舌の悪い伊勢浩二が噛まないためのネタ作りをイジり「紙芝居ネタ鉄板でウケるもんな。何だったら漫画家になればいいじゃねえかって」と話し笑いを誘っていた。
今や笑いはあらゆるパターンが出尽くしていると言える。そこで、どう新しい視点を見せていくかが重要だと言えるだろう。野田が今回取り上げたゲームネタは「クソゲーを実況する」といったネット時代の新しい芸風であり、そこが一点突破となり『R-1』優勝へ繋がったとも言えそうだ。(文=相川ナロウ)