天才キックボクサーとして向かうところ国内敵なしの那須川天心。4月12日にはエディオンアリーナ大阪・第一競技場で開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2020 1st Round』に出場が決まっている。その強さの秘密は一体どこにあるのだろうか。
「神童」や「キックボクシング史上最高の天才」などと呼ばれる那須川は、その名の通り神がかった天才的な強さを持つ格闘家だ。デビュー以来、数々の強敵を次々と倒し、RIZE世界フェザー級王座や、ISKAオリエンタルルール世界バンダム級王者などのビッグタイトルを獲得、多くのファンを魅了し続けている。豪快なKO勝ちが多く勝ち方も華々しいと定評がある那須川は、最近、自身のSNSで開発中の必殺技動画を公開している。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために外出ができなかったり、楽しみにしていたイベントなどが中止になってしまったりした人たちに少しでも楽しんでもらいたい、という想いから動画を公開しているという那須川。
必殺技のほかにも“ジャンプして4回歩く動画”も公開しているが、最終的な目標は“舞空術”（「ドラゴンボール」に登場する浮遊・飛行する技）を使えるようになることなのだというから驚きだ。web雑誌「GONG KAKUTOGI」の取材では18歳の頃からたびたび「いつか空も飛べるんじゃないか」と発言をしているという。
神とも悪魔とも呼ばれる強さを持った那須川の強さは、もしかしたらそんな常人離れした思考から来るものなのかもしれない。我々一般人から見ればジャンプして足を動かしてるだけな気もする動画も、彼にとっては空中を4歩あることに成功、4段蹴りの必殺技へと続くものになる。その強さには不似合いな一見ファンタジーに思える発言は、彼にとっては次なるステップの足がかりなのかもしれない。
内なるエネルギーの放出によって、いつか本当に浮遊・飛行することができるようになるかは分からないが、おそらく彼は本気でそう信じ、肉体も精神も鍛え続けているのだろう。天才はいつも常人には思いつかず、計り知れない発想を持っているもの。ファンもアンチも那須川のそんな発言に注目をしている。
