『R-1』優勝の野田クリスタル、隠れた苦労人?

編集部

 ピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり2020』(フジテレビ系)の決勝戦が8日に行われ、マヂカルラブリーの野田クリスタルが優勝を果たした。

 野田といえばいまや『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)において、審査員の上沼恵美子から「好みでない」怒られた人物として知られている。突如脱ぎだすといった、破天荒なキャラクターがすっかり嫌われてしまった形だ。今回の優勝でも上沼へのラブコールを忘れなかった。そんな野田は単なるテンション芸の人間ではなく隠れた苦労人として知られる。

「野田は1986年生まれの33歳。若手芸人としては普通の年齢と言えますが、アマチュア時代を含めれば15歳から芸人活動を行っており、20年近いキャリアのあるベテランです。人気バラエティ番組であった『学校へ行こう!』(TBS系)の『お笑いインターハイ』で優勝するなど、その実力は折り紙付でした」(芸能関係者)

 野田は吉本興業の芸人養成所であるNSCを経ていない。現在の相方である村上に出会うまでも、いくつかのコンビ解散や、ピン芸人を経験している。

「コンビ時代はショートコントや、王道の漫才など、さまざまなスタイルを模索していたようですね。さらに今回の『R-1』では、『M-1』で見せた破天荒芸とも毛色の異なる、ゲーム実況ネタで見事優勝を果たしました。
芸風の手数が多いのはもちろん、野田はもともとコンビではネタ作りも行っており、作家的なセンスも持ち合わせていたと言えるでしょう」(前出・同)

 芸歴からもわかる通り、野田クリスタルは単なる「ぽっと出」ではないのは確かなようだ。これからのさらなる活躍にも期待がかかるところだ。(文=相川ナロウ)

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