謹慎中にどれだけ心を入れ替えて、どこまでルーズさを払拭できたのかも気になるところだ。
先月24日に芸能活動を再開した、お笑いコンビ「チュートリアル」徳井義実が注目を集めている。昨年10月に活動自粛して以来の復帰となるが、早くも芸人仲間やテレビ業界、さらにネット上のファンから番組へのカムバックを望む声が続出しているようだ。当然ながら「たった4ヶ月の謹慎では短すぎる」といった反対意見も見られるが、今後の活動で徳井はどれだけの人気を回復することができるだろうか。
25日のフジテレビの情報番組「ノンストップ！」に出演した小籔千豊は、徳井の活動再開について「こういうとき、今まで周囲に好かれていたかどうかが仕事の量に跳ね返ってくる」とコメント。加えて、「徳井が売れていない頃から『ほぼ天才』やと思ってました」と徳井のお笑いセンスを評し、いちお笑いファンの立場から、と断りを入れつつ「才能を発揮する場があってほしい」と、徳井の再起を願っていた。
同業者からの“徳井待望論”は前々から何度もあがっていた。フジテレビで放送されている恋愛リアリティ番組「テラスハウス」でも、「徳井が抜けてつまらなくなった」というファンの声を受けて「南海キャンディーズ」山里亮太が自身のTwitterで「徳井さん、助けて…」とレギュラー復帰を熱望。さらにネット上でも「“コンプライアンスに厳しい”NHKまで徳井を切望している」とする報道まで飛び出し、同局で昨年12月に放送されたスペシャル番組「さよなら！アローン会」でも、制作側が第1回に出演した徳井の起用を最後まで希望し、その願いは叶わなかったものの、番組中に徳井の近況がテロップ入りで伝えられたことなどが紹介されていた。
徳井の再始動の一報に、ネット上では「徳井さん！！やったー！」「自粛したって誰も喜ばない。たくさん笑わせてほしい」「十分叩かれていたから、これからまた、頑張ってほしい」など、復帰を喜ぶ声が続出。中には「山ちゃんと徳井の声副音声で聴きながら見るのが一番テラハを楽しめる」と、早くも「助けて」発言の山里との再共演を期待するファンも現れた。
一方で、当然ながら「復帰するのが早すぎる。芸能界は甘いな」といった批判も存在する。全員に願われての復帰でないのは仕方がないことかもしれないが、今後活動を続けていきどこまで信頼と人気を回復することができるか。徳井のこれからは自身の言動にかかっている。その身の振り方に、世間が注視している。
