「ビートたけしと女たち」(5)〜“バイク事故”の真相、女性遍歴の栄枯盛衰〜

編集部

 当時、この事故は細川のもとへと向かう途中だったといわれ、現在も、世間の多くはそう思っているようだが、真相は違ったようだ。

「あれは、細川ではなくBさんのもとへ向かうところだったんです。なんでも、細川との火遊びをキャッチされ、激怒したAさんのごきげんをとろうと、ねだられていた最新の赤いスクーターを購入したところ、あの日、納品されてきた。それを自身が運転して届けようとしたときの事故でした。入院中は、病室に張り付いていた幹子夫人が、細川やBさんの見舞いを許さなかったといいますが、95年、リハビリ旅行に出かけたオーストラリアにたけしが連れていったのは、B子さんとその娘でした」(同前)

 だが、これで終わるたけしではもちろんなかった。

「さらに02年には、たけし映画の常連女優として知られる、大家由祐子との不倫が報じられていますが、それでもBさんとの関係はまだ続いていて、海外からのお土産を、自宅と大家さんのもとに届け、さらにBさんのマンションにも車を走らせる、宅配便ドライバーのような姿がキャッチされましたね」(夕刊紙記者)

 それでも幹子さんと離婚しなかったたけしが、Aさんとの出会いで離婚を決意。かわいがってきたたけし軍団を捨て、周囲の反対の声も聴かずに再婚を決め、「幸せになりたい」とまで言うのである。

 年を取ると性格が丸くなるというのは、平均寿命が65歳くらいであった時代の話。人は65歳を超えてくると、元々がせっかちな人は、よりせっかちに、のんびりした人はさらにのんびりにと、感情や欲求への抑制がきかなくなり、元々の性格・性質がより強く表出してくるという。

 たけしも、もう74歳。甘えん坊ぶり、女性の愛情なしにいられないジャンキーぶりに拍車がかかり、ついにパンツまで履かせてくれるAさんに骨抜きにされてしまった。

 ここまでどうしようもない人間の本質、生き様を見せてくれたタレントも珍しい。それはそれで意味があることのような気もするのだが、せめて笑えるものであって欲しかった――たけしの笑いに救われ、癒され、影響を受けてきた者たちの思いは、もうたけしには届かないのだろう。(終)

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