とんねるず石橋に続くフジテレビリストラ芸人は誰?

編集部

 とんねるずの石橋貴明がレギュラーを務める『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)が今年6月末を目処に終了すると複数のメディアに伝えられている。

 これにより石橋の地上波レギュラー番組は0本となる。終了の主たる要員としてあげられているのが、石橋の高額なギャラである。テレビ不況の現在、タレントの高額ギャラは制作費を圧迫する痛手となる。石橋クラスの芸人が今後テレビの第一線から退場を迫られる可能性はありそうだ。

 石橋に続くリストラ候補としてまず挙がるのは志村けんだろう。志村は石橋に同じく『志村けんのだいじょうぶだぁ』『志村けんのバカ殿様』など人気番組を手がけ、80年代から90年代にかけてのフジテレビ黄金期を支えた芸人の一人である。その功労賞的な意味合いもあってか『志村でナイト』が現在も深夜番組として続いている。

 このほか『だいじょぶだぁ』『バカ殿』も年に数回のスペシャルで継続中だ。ただ近年の『バカ殿』は総集編の比重も多くなり、志村自身の高齢化と健康不安もあって、いつ退場を迫られてもおかしくないだろう。

 志村に比べれば可能性は低いものの、明石家さんまも全盛期に比べれば人気に陰りが見られる。フジテレビ系列の関西テレビ制作によるトーク番組『さんまのまんま』が2016年9月に終了し、残るレギュラー番組は『ホンマでっか!?TV』『さんまのお笑い向上委員会』の2本のみとなった。『向上委員会』も志村の深夜番組に同じく、フジテレビへの長年の貢献による「遊び枠」的な番組である。一部のマニアックな視聴者と芸人仲間の身内向けの番組であり、新規の視聴者の参入は諦めたような番組である。いわばマンネリに居直っているとも言えるだろう。

 何よりフジテレビ自体が、業界内において苦戦中であり、今後の巻き返しも難しいと言えるだけに、大物お笑い芸人のリストラは石橋だけにはとどまらなさそうだ。(文=相川ナロウ)

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