不倫騒動で巷を騒がせている俳優・東出昌大の妻で女優の杏が18日に都内で行われた文化庁主催「文化プログラム参加促進シンポジウム」にゲストとして登壇。芸能界きっての歴女で知られる杏は“日本文化の魅力”をテーマにトークセッションに参加した。MCの文化庁長官・宮田亮平から容姿を褒められ笑顔で対応するも、その左手薬指に指輪はなかった。
旦那の不倫騒動後、初の公の場となった杏。この日、彼女がイベントに参加したことを知ったファンから、彼女の背中を後押しする声がSNS上に相次いだ。「自分が一番辛い時なのに子供たちのために働いて本当偉いと思う」「子育て忙しいし心労もあると思いますが頑張ってください。世間は杏さんの味方です」「気分転換、息抜きに丁度いいかもね」など、厳しい現状に臆することなく懸命に仕事をこなす彼女を称賛するコメントが多く見受けられた。
イベントの最後に行われたフォトセッションでは、待ち受ける取材陣を前に「今後のことにつきましては、また、ゆっくり考えさせていただきたい。小さな子どもたちがおります。どうかそっとしておいてください。何かありましたら事務所にお問い合わせください。こちらからも今後のことは報告させていただきます」と真摯に回答。杏のたくましい姿は、謝罪会見を渋っている東出とは大違いで、まさに提灯に釣り鐘だ。
イベント内で彼女は、江戸時代末期に活躍した新選組局長・近藤勇の享年と同じ年になると語った。近藤は新選組の名が轟いたとされる「池田屋事件」で自ら深手を負いながらも敵を制圧したとして、その名が現代にも語り継がれている。そんな彼の堂々とした姿は、今の彼女と重なり合うだろう。
一方の東出は以前、歴史大作映画「関ヶ原」に、関ヶ原の戦いで西軍を裏切った小早川秀秋役で出演。小早川の死因は諸説あるが、そのひとつに裏切りを悔やみ、精神的に病んで自害したという説がある。果たして現代の小早川に彼女がどう対応するのだろうか。
彼女を思いやる“世間の声”は、今も東出の所業を成敗し続けている。しばらくは心強いファンの声援が、杏の精神的支柱になりそうだ。