“ケンティーをプロデュース”は、まだヒットの気配が見えない。
アイドルグループ「Sexy Zone」の中島健人が、「King & Prince」平野紫耀とのW主演でドラマに出演することが15日、Twitterで発表された。今年の年明けとともに「中島健人×平野紫耀 2020 新プロジェクト」というTwitterアカウントが作られ、グループのメインを張る2人の組み合わせに注目が集まっていたが、今回その内容が公開されたかたちだ。だが人気で見るとグループ・個人ともに平野が圧勝しており、中島のバーター感が否めないのも事実。せっかく昨年末までバラエティのレギュラーとして存在感を増してきていた中島だったが、再びのプロデュース方針の転換で軸がブレブレになってしまっている。
中島と平野がW主演を務めるのは、4月から日本テレビで放送されるドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」。警察学校に通う“警察未満”の学生として、2人が仲間や刑事の力を借りながら難事件を解決していくストーリーだという。中島は理論派学生の本間快を演じ、平野扮する肉体派の学生・一ノ瀬次郎とバディを組んで事件に立ち向かっていく。
グループの一番人気同士のコラボといえば、2005年の「修二と彰」を思い出す人も少なくないだろう。だが当時から圧倒的な人気を誇っていた「KAT-TUN」亀梨和也・「NEWS」山下智久と比べると、少々インパクトに欠けるのは間違いない。とくに一昨年デビューしたばかりの後輩・キンプリにあっさり人気で抜かれてしまったセクゾとなれば、グループ一番人気と言われても添え物感を覚えてしまうファンもいることだろう。
2人のドラマ主演に、ネットからも「とうとう1ドラマに2人ジャニ推す時がきたかｗ」「若手が売れないからってもうどれだけ必死なんだと・・・」「ジャニーズも視聴率とりやすい事件ものか医者ものやりたいんだろうね」など、ジャニーズの方針を疑問を抱くユーザーが続出。また、「ケンティーはゴチで好きになったわ。ジャニーズやのに色々振り切ってて良かった」といった、これまでの中島のバラエティ路線を支持する声も少なくなかった。
もし本当にグループの人気を底上げするべくスタートした企画であれば、事務所の都合で後輩の人気にあやかるかたちで神輿に担ぎ上げられた中島は可哀想と言う他ない。次はどんなジャンルでのプロデュースが待っているのか。その行く末を見守りたい。
