薬物逮捕の槇原敬之容疑者、CD販売停止の前例を作っていた?

編集部
薬物逮捕の槇原敬之容疑者、CD販売停止の前例を作っていた?の画像1槇原敬之 30周年特設サイトより(現在閉鎖中)

 ミュージシャンの槇原敬之容疑者が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。槙原容疑者は1999年にも同様の罪で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けている。槙原容疑者は今では当たり前となりつつある、ある現象の前例を作った人物として知られる。

「ミュージシャンの逮捕による、CDの販売停止ですね。2019年3月にピエール瀧が逮捕されると、彼の所属する電気グルーヴのCDが販売停止、回収となり、さらにネット上で配信されている楽曲にも同様の措置が取られました。

『音楽に罪はないのではないか』とネット上では撤回を求める署名活動が行われ話題となったことで知られます。この動きが最初に起きたのが1999年の槙原容疑者の逮捕だと言われています。ファンが事前に購買に走ったため、一時的に売上が伸びる現象も起こしました」(業界関係者)

 なぜ槙原容疑者のCDは販売停止に至ったのか。槙原容疑者は男女はもちろん、年齢層も子供から大人までと幅広い。それだけに薬物逮捕のイメージダウンは大きく、レコード会社としてはそうした信用を第一に考えての措置だったのかもしれない。さらに、逮捕時にはよからぬ噂もかけめぐった。

「槙原容疑者が逮捕される直前に発表していたシングル『Hungry Spider』が、蜘蛛が恋をした蝶が、蜘蛛の巣に引っかかってしまうという切なく怪しい世界観を歌っており、これが『覚せい剤の影響が出ているのでは』と話題になりました。ただ、この曲はドラマのタイアップであり事前に『怪しげな曲を』のリクエストがあったためで、まったくのとばっちりだったようです」(前出・同)

 こうしたエピソードから知れるのは、やはり槇原容疑者がミュージシャンとして才能のある存在であった点だろう。実際、復帰後にSMAPに楽曲提供を果たした『世界に一つだけの花』はダブルミリオンを達成する偉業を成し遂げている。二度目の逮捕で失ってしまった信用は途方もなく大きいと言え、ミュージシャンの逮捕によるCDなどの販売停止の動きは今後も続きそうだ。(文=相川ナロウ)

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