10日深夜放送の『伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)において、10日と11日の2日間にわたってパシフィコ横浜で開かれたイベント「RADIO EXPO〜TBSラジオ万博2020〜」へ不参加の理由を語った。
このイベントは、爆笑問題、南海キャンディーズ山里亮太など「JUNK」ファミリーのほか、RHYMESTER宇多丸や、伊集院とも親交のある浅草キッドの玉袋筋太郎など、TBSラジオでおなじみのメンバーが勢ぞろいした。
深夜番組だけでなく、朝の帯レギュラー番組『伊集院光とらじおと』も持り同局の顔とも言える伊集院が出演しないのは不自然な印象を受けるのも確かだろう。伊集院は「(イベントには)呼ばれてないです。呼んでも来ねえだろうということで」と経緯を説明。さらに「そもそも(ラジオの)公開収録みたいなものが本当に面白くなるのか」と疑問を持っているようだ。「来てくださる方は面白いだろうけど、俺の能力では目の前に人がいっぱいいたら、その人に向けてのことをやっちゃうから、いざそれを放送した時にみんなどうなんだって」と思ってしまうと持論を述べた。
さらに、今回のイベントは昨年まで行われていた「ラジフェス」を発展させる形で行われた。伊集院はこちらのイベントには出演していた。さらに去年の段階でイベント出演の意志はあり「俺自体はなんだけど、朝の番組でいっぱい(若手芸人の)レポーターが出ているから、そのライブを回すみたいな感じでどうですか」といった話が進んでいた。
ただ「その直後に敏腕社長が来て、お金取るって言い出した。(TBSラジオの周波数に合わせて)954円になるんだと思っていたら、桁がひとつ違った。お金取るともう一個ハードル上がるじゃん。お金取るのはちょっと違いますとなって、逆戻りになって今に至るっていう」と話した。
伊集院としては今のTBSラジオのあり方にはいろいろと疑問を抱えているようだ。(文=相川ナロウ)